「親の財産、このまま何もしないと税金で半分持っていかれるのか?」
「生前贈与は、あえて高い税金を払ってでもやったほうが得って本当?」
こんにちは!不動産会社経営、そして相続コンサルタントのしばちょーです。
相続対策の現場で、資産家の方が最も誤解していること。それは「贈与税は高いから損だ」という思い込みです。
しかし、現実は違います。「将来の50%以上の相続税を避けるために、今の10%〜15%の贈与税を喜んで払う」。これが、資産を減らさずに次の世代へつなぐプロの鉄則です。
今回は、資産1億円から5億円までの5つのケースについて、以下の3パターンを**「1次相続+2次相続」まで完全にシミュレーション**しました。
- 【パターンA】何もしない(すべて相続でつなぐ)
- 【パターンB】毎年310万贈与(10年間継続)
- 【パターンC】毎年610万贈与(10年間継続)
税金の安さではなく、**「最終的に子供の口座にいくら残るのか」**という結論を、すべての計算式とともに公開します!
※2026年2月時点の税制に基づいています。
※家族構成:父・母・子2人。母は父の1/2を相続。
※手残りの定義:【子供2人が10年間でもらった贈与額(税引後)】+【一次・二次相続後に残った正味の財産(税引後)】
前回の記事【2億円パターン】で詳細を確認してください
【2億円】生前贈与と相続、どっちが得?不動産プロが教える「二次相続」まで含めた最強シミュレーション
1. 比較の基本:贈与で「動くお金」と「払う税金」
まず、10年間贈与を続けた時に、子供たちの手元にいくら届くのか、その「コスト」を整理しましょう。
① 年間310万円贈与(10年間)
- 子供1人が10年間でもらう総額:3,100万円
- 10年間に払う贈与税合計:190万円(年間19万円 × 10年)
- 子供の口座に残る正味の現金:2,910万円(1人あたり)
② 年間610万円贈与(10年間)
- 子供1人が10年間でもらう総額:6,100万円
- 10年間に払う贈与税合計:820万円(年間82万円 × 10年)
- 子供の口座に残る正味の現金:5,280万円(1人あたり)
2. 【資産別】手残り最大化シミュレーション:全計算プロセス
ここからが本番です。各資産額で「何もしない」「310万贈与」「610万贈与」の3つの未来を、1円単位で追いかけます。
📊 【まとめ一覧表】10年後の「子供たちの最終手残り額」
| 資産額 | A:何もしない | B:310万贈与 | C:610万贈与 | しばちょーの推奨 |
| 1億円 | 9,605万円 | 9,620万円 | 8,360万円 | 310万贈与 or 相続 |
| 2億円 | 1億8,110万円 | 1億8,740万円 | 1億8,090万円 | 310万贈与が最強 |
| 3億円 | 2億5,780万円 | 2億6,980万円 | 2億7,170万円 | 🏆 610万で逆転! |
| 4億円 | 3億2,760万円 | 3億4,360万円 | 3億5,270万円 | 🏆 610万の圧勝 |
| 5億円 | 3億9,280万円 | 4億1,120万円 | 4億2,650万円 | 🏆 3,300万以上の差 |
🔍 資産3億円:運命の分岐点を深掘り計算!
資産3億円を超えると、なぜ「610万円贈与」が逆転するのか? その計算プロセスを公開します。
【パターンA】何もしない
- 一次相続(父):基礎控除4,800万円。納税額:子供負担2,380万円。
- 二次相続(母):基礎控除4,200万円。納税額:子供負担1,840万円。
- 計算式:3億円 - 2,380万円 - 1,840万円 = 2億5,780万円
【パターンB】310万円贈与(10年)
- 子供の贈与手残り:5,820万円(贈与税380万引いた後)
- 相続手残り:2億1,160万円(残2億3,800万から相続税2,640万引いた後)
- 計算式:5,820万円 + 2億1,160万円 = 2億6,980万円
【パターンC】610万円贈与(10年)
- 子供の贈与手残り:1億560万円(贈与税1,640万引いた後)
- 相続手残り:1億6,610万円(残1億7,800万から相続税1,190万引いた後)
- 計算式:1億560万円 + 1億6,610万円 = 2億7,170万円
- 結果:310万贈与より「190万円」多く残る!
🔍 資産5億円:対策をしないと「3,300万円」を捨てるのと同じ!
資産5億円クラスでは、相続税の最高税率が50%〜55%に達するため、スピード感のある贈与が不可欠です。
【パターンA】何もしない
- 納税額合計:一次相続5,830万円 + 二次相続4,890万円 = 1億720万円
- 子供の手残り:5億円 - 1億720万円 = 3億9,280万円
【パターンC】610万円贈与(10年)
- 10年間の贈与手残り:1億560万円
- 相続手残り:3億2,090万円(相続税を差し引いた後)
- 子供の手残り合計:1億560万円 + 3億2,090万円 = 4億2,650万円
- 結果:何もしないより「3,370万円」、310万贈与より「1,530万円」も多く残る!
3. なぜ「610万円」という高い贈与が正解になるのか?
「毎年82万円も贈与税を払うのは抵抗がある」という方は多いです。しかし、プロが注目するのは**「税率の差」**です。
- 相続税率の高さ:資産5億円なら相続税率は実質**50%**を超えます。
- 贈与税率の低さ:610万円贈与時の実質税負担率は約13.4%(82万÷610万)です。
「将来50%取られるのを待つ」よりも、「今13.4%払って確実に子供の名義にする」ほうが、手残りが増えるのは算数の問題です。
4. プロの裏技:不動産を絡めれば「手残り」はさらに倍増する!
ここまでは「現金」だけのシミュレーションですが、私は不動産のプロです。
もし、この610万円の贈与を、**「収益不動産の持ち分」**で行っていたらどうなるでしょうか?
不動産は時価よりも相続税評価額が約20%〜30%低くなるため、同じ「610万円の贈与枠」の中で、実際には800万円〜900万円相当の価値を子供に移せます。
さらに、贈与した物件から生まれる**「家賃収入」**は、最初から子供の口座に貯まります。お父さんの口座で貯まると将来また相続税がかかりますが、子供の口座なら無税(所得税のみ)で資産が積み上がります。
この「評価減」と「収益移転」を組み合わせれば、5億円資産の方の手残りの差は5,000万円を優に超えてきます。
5. まとめ:「最強の手残り」を目指そう!
生前贈与と相続、どちらが得かの答えは、あなたの資産額と家族構成で決まります。
- 資産2億円以下:310万円贈与で賢く、無理なく節税。
- 資産3億円以上:今すぐ610万円、あるいはそれ以上の金額での贈与を検討すべき。
相続対策は「点」ではなく「線(時間軸)」で考えるものです。
「うちの場合は、具体的に何万円贈与するのが一番手残りが増える?」
「現金と不動産、どっちを贈与すべき?」
迷ったら、DMやLINE、メールでご相談ください。
この記事を読んだあなただけに、1円も無駄にさせない「最強の手残り最大化プラン」をお伝えしますね。
しばちょー(不動産経営・相続コンサルタント)
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