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  • 2025.09.10
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【完成】相続した不動産、売却よりも賃貸に出すほうが儲かる?その理由を解説

相続で不動産を受け継いだとき、多くの方が最初に迷うのが「売却するか」「賃貸に出すか」という選択です。
「売ってしまえば現金化できるし、管理の手間もなくなる」と考える方も多いのですが、実際の相談現場では「賃貸」を選ぶケースが意外なほど多くあります。

なぜ、相続不動産は「売る」より「貸す」方が選ばれるのでしょうか?
この記事では、岡山で実際にあった相談事例を交えながら、その理由や注意点を解説します。


相続不動産の売却で起こりがちな落とし穴

「相続した家やビルを売却して現金化しよう」と思っても、実際には想定外の費用が発生することがあります。

売却でかかる主なコスト

  • 解体費用:古い建物を取り壊す場合、数百万円単位
  • アスベスト除去費用:建物にアスベストが含まれていれば、解体費用に加えてさらに数百万円かかる
  • 仲介手数料や登記費用:売買を成立させるための諸経費
  • 税金:譲渡所得税など

こうした費用を差し引くと、
「売却価格は1,500万円だったのに、解体やアスベスト処理で1,500万円かかり、手元に残るのはゼロ」
という事態も珍しくありません。


賃貸なら「手出しゼロ」で始められる

一方で、相続不動産を賃貸に回す場合は、売却とは違うメリットがあります。

  • 自己資金ゼロで始められる
    最小限の修繕だけで貸し出せるケースが多い。
  • 固定資産税の負担を家賃でカバーできる
    空き家にしておくより、維持コストが下がる。
  • 売却の判断を後回しにできる
    将来売るにしても、「まず貸して様子を見る」選択肢が残せる。

特に「手出しゼロで収益化できる」点が、売却より賃貸を選ぶ大きな理由です。


実際の事例:アスベスト物件をどうする?

岡山であった実際のご相談をご紹介します。

こちら、以前の事例はこちらから参照

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選択肢は2つ。

  1. リフォームしてから売却する(リスクが大きい)
  2. サラリーマン大家に売却し、その人が賃貸運用する

最終的に選ばれたのは2の方法でした。
相続人は「手出しゼロ」でリスクなく物件を処理でき、サラリーマン大家は投資物件として活用できる、双方にメリットのある形となりました。

賃貸を選ぶメリットのまとめ

  • 売却よりリスクが低い
  • 売却はいつでもできる
  • 初期費用ゼロで収益化できる
  • 将来的な選択肢を残せる

相続不動産の活用法として、「まずは賃貸」が多く選ばれる理由はここにあります。


賃貸以外の選択肢は?

もちろん、「賃貸に出す」以外の選択肢もあります。
相続した不動産の状態や家族の事情によって、取るべき出口戦略は異なります。

1. 売却

  • まとまった現金をすぐに得られる
  • 管理の手間から解放される
  • ただし「売っても残らない」ケースには注意

2. リフォーム・リノベーションして活用

  • 古い家をリフォームして資産価値を高める
  • 自分や家族が住む用途としても使える
  • 投資としては費用対効果の見極めが必要

3. 空き家のまま維持

  • とりあえず放置して様子を見る
  • しかし固定資産税の負担や管理リスクが大きい
  • 倒壊や火災のリスクで近隣トラブルになる可能性も

4. 専門家に相談して出口を設計

  • 不動産管理士、税理士、司法書士など
  • 「売る・貸す・持ち続ける」の判断を総合的にアドバイスしてもらえる

注意点(デメリットも知っておこう)

  • 賃貸には「空室リスク」や「修繕費負担」もある
  • 売却はスピード解決できるが、手残りが少ないこともある
  • 相続人同士の意見がまとまらず、処分が進まないケースも多い

大切なのは「どの方法が自分たちに合っているか」を冷静に見極めることです。


まとめ

相続不動産をどうするかは大きな悩みですが、実際の現場では「売却」よりも「賃貸」という選択肢が選ばれることが多いです。

  • 売却はコストがかさみ、手残りゼロのリスクがある
  • 賃貸なら手出しゼロで収益化できる
  • アスベストや老朽化リスクのある物件は特に「賃貸」が現実的

もちろん賃貸以外の選択肢もありますが、まずは「売るか貸すか」の二択で考えたとき、「貸す」という方向に軍配が上がることは少なくありません。

もし相続不動産の扱いに迷ったら、専門家に相談しながら、自分たちに最も合った出口戦略を選ぶことをおすすめします。

Writer 監修・執筆(相続分野に精通した不動産の専門家が監修しています)

柴山 貴志 株式会社キータウン 代表取締役

相続鑑定士/相続診断士/不動産経営管理士

不動産業に15年以上携わり、相続対策における不動産の活用・資産最大化を専門とする。複雑な家族構成や空き家問題にも多数対応し、専門家チームと連携しながら、岡山を拠点に相続の不安を安心に変えるサポートを行っている。

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