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  • 2025.12.20
    • 相続税

【保存版】親が亡くなった後の手続き一覧|期限別の全ステップと効率化のコツをプロが解説

はじめに、この度は大切な方を亡くされたこと、心よりお悔やみ申し上げます。

深い悲しみの中にいらっしゃることとお察しいたします。

こんにちは。不動産会社を経営し、相続の現場で数多くのご家族を支えてきたしばちょーです。

親が亡くなると、悲しみに暮れる間もなく、膨大な量の手続きが押し寄せてきます。「何を」「いつまでに」すればいいのか分からず、不安な夜を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

手続きには「7日以内」「3ヶ月以内」といった厳しい期限があるものも多く、後回しにすると「過料」や「損」をしてしまうこともあります。

本記事では、あなたが優先順位をつけて一歩ずつ進めるよう、時系列に沿った完全ガイドを作成しました。この記事をブックマークし、一つずつチェックリストとして活用してください。私もしばちょーとして、あなたの相続が円滑に進むよう全力でサポートします。

※2026年2月時点の最新制度に基づいています。


まずやること(7日以内):初動の3ステップ

葬儀の準備と並行して、公的な「死の届け出」を最優先で行います。

1. 死亡届の提出と火葬許可証の取得

  • 期限:死亡を知った日から7日以内(国外で亡くなった場合は3ヶ月以内)。
  • 提出先:故人の死亡地、本籍地、または届出人の所在地の市区町村役場。
  • ポイント:医師から受け取る「死亡診断書」と一体になっています。今後のあらゆる手続きで必要になるため、提出前に必ず10枚以上はコピーしておきましょう。

2. 葬儀の手配と費用の記録

  • 葬儀社を決定し、通夜・告別式の段取りを組みます。
  • 葬儀費用は、後の相続税計算で「財産から差し引ける経費」になります。
  • 領収書はもちろん、お布施や車代など領収書が出ないものも必ずメモを残してください。

3. 年金受給停止の連絡

  • 停止の手続きを怠ると「不正受給」となり、後で一括返還を求められるなどの大きなトラブルに繋がります。
  • 期限:厚生年金は10日以内、国民年金は14日以内です。

2週間以内にやること:役所関係の公的手続き

役所には「おくやみ窓口」を設置している自治体が増えています。予約して一度に終わらせるのがコツです。

  • 世帯主変更届(14日以内):世帯主が亡くなり、残された家族が世帯主になる場合。
  • 健康保険・介護保険の資格喪失:国民健康保険や後期高齢者医療制度などの保険証を返却します。
  • 住民票の除票の取得:今後の手続きで何度も必要になるため、多めに発行しておきましょう。

3ヶ月以内にやること:相続の「方向性」を決める重要期限

ここからは「お金」と「権利」の整理がメインです。ここを過ぎると取り返しのつかない項目があります。

1. 相続人の確定(戸籍謄本の収集)

  • 故人の誕生から死亡までのすべての戸籍謄本を集めます。
  • これがないと、銀行口座の解約や不動産の名義変更が進みません。

2. 遺言書の確認

  • 自宅に遺言書がないか、貸金庫や法務局に預けられていないか確認します。
  • 封印された遺言書を見つけても、勝手に開封してはいけません。 家庭裁判所での「検認」が必要です。
  • ただし、公証役場で作られた「公正証書遺言」は検認不要で、すぐに手続きに使えます。

3. 相続放棄・限定承認の検討(3ヶ月以内)

  • 【超重要】:親に借金がある場合、何もしないと「すべて引き継ぐ(単純承認)」とみなされます。
  • 負の遺産を引き継ぎたくない場合は、3ヶ月以内に家庭裁判所へ「相続放棄」の申立てが必要です。

4ヶ月以内にやること:故人の「最後の確定申告」

準確定申告(故人の所得税申告)

  • 故人が自営業をしていた、不動産収入があった、あるいは年金が年間400万円を超えていた場合などに行います。
  • 期限:相続開始から4ヶ月以内
  • 申告によって還付金が受け取れるケースもありますが、逆に納税が必要な場合、その支払額は相続税の控除対象になります。

10ヶ月以内にやること:相続の「メインイベント」

税金と分け方の決着をつける、最も重要な時期です。

1. 遺産分割協議の成立

  • 相続人全員で話し合い、「どの財産を誰がもらうか」を決定します。
  • 全員の署名・実印が押された「遺産分割協議書」を作成します。

2. 相続税の申告・納付

  • 期限:相続開始から10ヶ月以内
  • 原則として現金一括納付です。
  • この期限を過ぎると、配偶者の税額軽減(1.6億円まで無税)などの特例が受けられなくなり、税額が跳ね上がるリスクがあります。

期限のない手続き(でも早めに終わらせるべきもの)

  • 不動産の名義変更(相続登記):2024年から義務化されました。相続を知ってから3年以内に行わないと過料の対象です。
  • 預貯金の解約・名義変更:放置すると銀行口座が凍結されたまま、休眠預金になる恐れがあります。
  • 生命保険金の請求:一般的に3年で時効となるため、早めの請求を。

手続きを楽にするコツ:プロが教える時短術

  1. 「法定相続情報証明制度」を活用する:法務局で一度手続きすれば、大量の戸籍謄本の束を持ち歩かずに済む「1枚の証明書」がもらえます。
  2. 専門家に頼る勇気を持つ
    • 司法書士:不動産の登記
    • 税理士:相続税の計算
    • しばちょー(不動産プロ):土地の評価、売却、納税資金の確保
  3. 戸籍は多めに取得:銀行や保険など同時並行で進めるため、5セットあると安心です。

まとめ:期限付き手続き一覧表

期限手続き内容相談先
7日以内死亡届・火葬許可申請市区町村役場
14日以内年金受給停止・健康保険喪失年金事務所・役場
3ヶ月以内相続放棄・限定承認家庭裁判所
4ヶ月以内準確定申告税務署
10ヶ月以内相続税の申告・納税税務署
3年以内相続登記(名義変更)法務局

しばちょーからのラストメッセージ

相続手続きは、心身ともに疲弊している時期に重なります。一人で全てをこなそうとせず、家族やプロを頼ってください。特に不動産が絡む相続は、専門家の知恵一つで、残せる資産が大きく変わります。

「何から始めればいいか、まだ不安……」

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この記事を読んだあなたに寄り添い、スムーズに、そして損をしないための最適な道筋を一緒に描きます。


しばちょー(不動産経営・相続コンサルタント)

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Writer 監修・執筆(相続分野に精通した不動産の専門家が監修しています)

柴山 貴志 株式会社キータウン 代表取締役

相続鑑定士/相続診断士/不動産経営管理士

不動産業に15年以上携わり、相続対策における不動産の活用・資産最大化を専門とする。複雑な家族構成や空き家問題にも多数対応し、専門家チームと連携しながら、岡山を拠点に相続の不安を安心に変えるサポートを行っている。

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