
「弁護士に相談すれば安心?」…実は、そうとも限りません
相続でトラブルが起きた、または起きそうなとき、
「とにかく弁護士に相談しなければ」と考える方は多いと思います。
しかし実際には、
- 弁護士に相談したけど、「今の段階ではできることがない」と断られた
- 味方になってくれると思ったのに、事務的な対応でがっかりした
- 相手方の弁護士と“通じている”ようで不安になった
といった声も、少なからず存在します。
この記事では、相続相談において弁護士が「必要になるタイミング」と「そうでないタイミング」を明確にし、「最初に相談すべき人・場所とは?」という本質に迫っていきます。
そもそも弁護士は、相続で何をしてくれるのか?
弁護士は法律の専門家であり、特に争いごとを扱うプロフェッショナルです。
相続において弁護士が得意とするのは、以下のようなケースです。
▷ 弁護士が対応する主な相続業務
- 遺産分割を巡るトラブル・争い
- 相続人同士の対立が調停・訴訟に発展するケース
- 遺言の有効性に関する争い(例:無効主張)
- 遺留分の侵害に関する請求対応
- 相続放棄・限定承認などの法的手続き
つまり、弁護士は“すでに揉めている or 法的対処が必要な段階”において頼る存在です。
弁護士に相談すべき“4つのタイミング”
① 兄弟間などで遺産分割協議が平行線になっているとき
話し合いがこじれて感情的になってしまっているなら、
早めに弁護士を介入させることで冷静に進められることがあります。
② 遺言書の内容に納得がいかない、無効の疑いがあるとき
- 書式が整っていない
- 書いたときの判断能力に疑問がある
- 特定の相続人だけに偏っている
などの場合は、弁護士による調査・法的主張が必要です。
③ 他の相続人から“遺留分侵害請求”されそうなとき
相続人のうち誰かが、「取り分が少なすぎる」と法的主張をしてきた場合、
その対応には法律知識が不可欠になります。
④ 相手側がすでに弁護士を立ててきたとき
こちら側も対等な立場で交渉するために、
弁護士同士のやりとりに切り替える必要があります。
逆に、弁護士に相談しても「今は対応できない」ケース
弁護士は“争いの専門家”です。
まだトラブルになっていない段階では、以下のように言われることが少なくありません。
相談内容 | 弁護士の反応 | 本当は誰に? |
---|---|---|
相続登記・名義変更をしたい | 「司法書士に相談してください」 | 司法書士 |
相続税のことが不安 | 「税理士に聞いてください」 | 税理士 |
不動産を売るか貸すか迷っている | 「それは分かりません」 | 不動産会社・総合窓口 |
まだ揉めていないけど心配 | 「今はできることがないです」 | 相談窓口で全体を整理すべき |
実際に、弊社に相談に来られた方の中にも、「弁護士に相談したけど、全然動いてくれなかった」「事務的で、気持ちの整理もできなかった」という声が少なくありません。
なぜ弁護士に“冷たさ”を感じることがあるのか?
▷ 弁護士は「トラブル処理」が主な職務
あくまで法的に争うことが前提の専門家であり、
「円満な相続をサポートする」スタンスとは異なることが多いです。
▷ 無料相談では本気で取り合ってもらえないこともある
- 法テラス経由の相談
- 初回無料の制度利用
- 着手金が発生しない段階の相談
などでは、実質的な行動につながらない案件として後回しにされることがあります。
▷ 弁護士同士の関係性で不信感が生まれるケースも
「こちらが頼んだ弁護士が、相手側とつながっていた」
「味方と思っていたのに、落としどころだけ決めて終わらせられた」
といったご相談も実際にありました。
専門家としての倫理はありますが、“完全な中立”ではない現実もあるということです。
弁護士に相談する前に、“全体を見てくれる人”に整理してもらうのが安全
相続は、税務・登記・不動産・感情…と多岐にわたります。
弁護士だけに相談しても、本質的な判断ができるとは限りません。
▶ こういう流れが理想的
- 相続の状況を“第三者視点で”全体的に整理
- 必要な専門家を判断(司法書士/税理士/弁護士)
- 本当に必要なときに、最適なタイミングで弁護士に相談
賢者の相続なら、最初の相談から“正しい順序”でサポートできます
私たち「賢者の相続」では、弁護士・司法書士・税理士などと連携しながら、
相談者さまの状況に合わせたベストな“相談ルート”をご提案しています。
▷ 賢者の相続でできること
- 相続の全体整理(相続人、財産、優先順位の明確化)
- 名義変更や不動産売却の相談
- 必要があれば弁護士を中立な立場でご紹介
- LINE/電話/訪問での無料相談対応
- ご相談者に合った進め方のプランニング(見える化)
まとめ|弁護士は頼れる存在。でも“最初の相談先”とは限らない
- 弁護士が必要なタイミングは明確にある(トラブル、訴訟、遺留分など)
- でも、「不安」や「迷い」の段階では、動いてもらえないことも多い
- 相続は、誰かに“まず整理してもらうこと”が何より重要
- その上で、本当に必要な場面で弁護士を使えば、後悔しない相続ができる
「自分の今の状況って、弁護士に行くべき?」と迷ったら…
私たち「賢者の相続」では、
あなたの相続の状況を丁寧にお伺いし、
どんな専門家が必要かを一緒に考えます。
▶ 弁護士に相談するべきか?
▶ 税金や不動産のことを先に整理した方がいいのか?
▶ 今の段階でやるべきことは何か?
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