Case
相続事例
ご相談の背景・お悩み
ご相談者様のご主人が亡くなり、相続が発生しました。相続人はご相談者様と、お子様2人の計3名。遺産には、ご主人が建築したアパート(複数棟)がありました。
お子様たちは「管理が面倒だからいらない」、ご相談者様も「できれば放棄したい」というご意向でしたが、アパートには多額の借入金が残っており、誰かが引き継がなければなりませんでした。
やむを得ずご相談者様がアパートを相続しましたが、調べてみると深刻な問題が発覚。家賃収入よりもローン返済や維持費の方が多く、毎月赤字が出続ける物件だったのです。「このままでは老後資金がなくなってしまう」という危機感から、当事務所にご相談いただきました。
当事務所にご相談いただいた理由
インターネットで「岡山 相続 アパート 借金」などのキーワードで検索される中で、当事務所のホームページをご覧いただきました。
不動産の売却まで含めてサポートできること、収支の悪い物件の処分についても相談できることにご安心いただき、ご依頼となりました。
ご提案した解決方針
毎月赤字が出続ける以上、早期売却が最優先であることをご説明しました。
幸い、借入金残高と売却想定価格がほぼ同等だったため、売却によって借入金を完済し、赤字から脱却できる可能性がありました。複数の不動産会社に売却を打診し、できるだけ高く売却できるよう進める方針をご提案しました。
実際に行った対応
複数の不動産会社・買取業者に打診し、売却価格を比較。最も条件の良い業者と契約し、売却を進めました。
売却代金で借入金を完済。わずかながら手元に現金も残り、毎月の赤字から解放されました。
結果・解決のポイント
・毎月赤字が出続ける収益物件を早期に売却し、借入金を完済
・複数の業者を比較し、より良い条件で売却
・赤字物件を持ち続けるリスクから解放され、老後の生活設計が立てやすくなった
・収益物件を建築する際は、長期的な収支シミュレーションが重要であることをお伝えした
・相続放棄という選択肢もあるが、他の財産との兼ね合いで慎重な判断が必要